今週(4/21~28)は「世界予防接種週間」です。支援国ではこの1週間に合わせてワクチン接種の重要性を伝え、ワクチン接種を集中して実施する大切な期間です。
国連児童基金(UNICEF)の「世界子供白書2019」によると、2018年には5歳未満の子ども520万人が亡くなっています。また、そのうちの約3人に1人がポリオ、はしか、結核など、ワクチンを接種すれば防ぐことができる感染症で命を落としています。これは、1日4,000人、時間にして20秒に1人の子どもたちが、ワクチンを接種できなかったために亡くなっていることを意味します。
2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)では、新生児と 5 歳未満の子どもについて予防可能な死亡をなくすことを各国に求めています。そのために、全ての国が2030年までに新生児死亡率を出生1,000人当たり12人以下、5歳未満児死亡率を出生1,000人当たり25人以下とすることを目指しています。しかし、その達成にはまだまだ程遠い現実があります。
開発途上国では、病院がない町や村が多く、医師や看護師の人数も少ないなど医療体制が不十分です。そのため、感染症の発生を未然に予防することのできるワクチンは、子どもたちの命と未来を守るために特に大きな効果を発揮します。しかし、自国でワクチンを賄えない多くの国の子どもたちが、支援を必要としています。
JCVは、ワクチンで助かるちいさな命を救うため、医療が行き届いていない途上国での子どもワクチン支援活動をこれからも続けて参ります。皆さまのあたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いします。
ワンアクション! あなたもあなたにできること、始めませんか!?
◆「ワンアクション!」特設ページはこちら