2023/04/21

ワクチンで助かる ちいさな命を救いたい。
#世界予防接種週間

今週(4/21~28)は「世界予防接種週間」です。支援国ではこの1週間に合わせてワクチン接種の重要性を伝え、ワクチン接種を集中して実施する大切な期間です。

1796年に天然痘の予防接種が開発されてから、”ちいさな命を救いたい”という親の願いと医師の努力により、ポリオや結核(BCG)、はしか等たくさんの感染症のワクチンが生まれました。そして、JCV創設当時の1994年は、世界で1日8,000人の子どもたちがワクチンで予防できる感染症で命を落としていましたが、ご支援者の皆さま、そして世界の方々の想いと努力により、ワクチン接種が世界中に広がり、その数は半減しました。

医師や看護師、病院も不足し、小さな診療所へ行くために徒歩で1日かけて山道を移動しなければならない村も多くある途上国にとって、感染症の拡大は日本以上に大きな脅威となりますが、ポリオやBCG、はしか等のワクチンが、子どもたちの命を救うために大きな効果を発揮しています。

一方で、世界的に見ると、2019年から続いた新型コロナウイルス感染症の拡大により、保健・医療システムの疲弊、医療リソースの不足などが発生し、多くの国で子どもの定期予防接種が中断・後退しました。

UNICEFが発行する「世界子ども白書2023」では、2019年から2021年の間に合計6,700万人の子どもたちが、必要な予防接種を受けられていないと報告されています。それに伴い、感染症の発生件数も増加しており、例えば、強力な感染力を持つはしか(麻疹)は2022年、前年の2倍の発生件数となってしまいました。
世界中でたくさんの小さな命が、今も感染症の脅威にさらされています。

JCVは、1日4,000人失われている、ワクチンで助かるちいさな命を救うため、医療が行き届いていない途上国での子どもワクチン支援活動をこれからも続けて参ります。皆さまのあたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いします。

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この記事を書いたひと

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乙津 俊輔

広報・啓発・教育グループ所属。広報啓発活動や、画像使用申請、講師派遣などを担当しています。

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会 japan Committee Vaccines for the World’s Children

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