今日、10/24(月)は「世界ポリオデー」です。
ポリオワクチンを開発したジョナス・ソーク博士の誕生日を記念して、ポリオの撲滅に取り組む世界中の団体(国際ロータリー、国連児童基金(UNICEF)、米国疾病対策センター(CDC)、世界保健機関(WHO)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団など)が、ポリオウイルスの無い世界の実現に向け、想いをひとつに協力を呼びかける日です。
2020年にナイジェリアでポリオフリー(野生株ポリオの発生が直近3年間無い状態)が宣言されたことで、野生株のポリオウイルスが確認されている国は、アフガニスタンとパキスタンの2か国のみとなり、天然痘に続いて撲滅まであと一歩となっていました。
しかし、コロナ感染拡大による混乱などを背景に、ワクチンの接種率も世界的に悪化しており、UNICEFによる7月の発表によれば、今年は2019年と比較して、670万人以上の子どもがポリオワクチンの3回目接種を受けられていないと報告されています。
また、WHOの9月の発表ではブラジル、ドミニカ共和国、ハイチ、ペルーの4カ国でポリオワクチン接種率が79%と1994年以来最低となったために、再流行のリスクが極めて高い状況であると報告されています。
さらに、アメリカ、イギリス、イスラエルでも、下水からポリオウイルスが検出され、ワクチン接種の加速など、対策が強化されました。
ポリオによる「まひ」の治療法は現在もなく、ワクチンでの予防が子どもたちの命を守る唯一の対策です。
現在世界各地で、子どもたちへのポリオワクチンや関連機器(コールドチェーン)支援の必要性、確実な予防接種実施の重要性が増しています。
ポリオを含め、ワクチン接種で防ぐことができる感染症で亡くなる子どもたちは、世界で1日4,000人。
JCVは、ワクチンで助かるちいさな命を救うため、医療が行き届いていない途上国での子どもワクチン支援活動をこれからも続けて参ります。
皆さまのあたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いします。
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