昨日、世界保健機関(WHO)がアフリカ地域での野生株ポリオウイルスの根絶を宣言しました!
世界でのポリオ根絶にまた一歩近づいた今回の宣言は、ポリオ根絶を創設時の目標のひとつに掲げたJCVにとって、嬉しいニュースです。
1988年にはポリオ常在国(野生型ポリオによる発症が確認された国)は125か国あり、日本でもポリオは「小児まひ」を引き起こす恐ろしい感染症として知られていました。しかし、世界中でワクチン接種が拡がった今では、ポリオが根絶に一番近い感染症といわれています。
日本では、1980年を最後にポリオ感染は報告されていませんが、ワクチンで守られていない子どもたちにとってポリオは今でも生活と隣り合わせの脅威です。
野生株ポリオウイルス常在国は、パキスタン、アフガニスタンの2カ国のみになりました。ポリオ撲滅という快挙を、皆さまと一緒に成し遂げたいと思っています。
今、そして未来の子どもたちを予防可能な感染症から守るため、引き続き活動へのご支援をお願いいたします。
参考: 世界保健機関(WHO) Global polio eradication initiative applauds WHO African region for wild polio-free certification