今日は世界保健デーです。
新型コロナウイルスの感染拡大により、感染症と医療に注目が高まる中で迎えた今年の世界保健デーのテーマは”Support nurses and midwives”(看護師と助産師を支えよう)。
看護師と助産師は、皆さまに支援いただいたワクチンを子どもたちに届ける大切な存在でもあります。
昨年バヌアツ共和国で出会った看護師のケレン・クアイさんも、その一人。
担当する診療所でワクチン接種や処置、公衆衛生の大切さを日々伝えています。そして週に1度は必ず、深い森の中を片道5時間歩いて診療所のエリア内に点在する家を訪ねて回り、接種に来られない子どもたちにワクチンを届けています。「1日ではたどり着かない家もあり、その時は途中の村に泊めてもらう事もある」と、手書きの地図を使って説明してくれました。
日本の皆さまが贈ったワクチンがあるから“子どもたちの命を守るワクチンを届けることができる”とケレンさんから皆さまへ感謝の言葉をいただきました。
ご支援をいただいている皆さま、そしてケレンさんをはじめ、日夜を問わず献身的に医療や公衆衛生、ワクチン接種活動に励む世界中の看護師と助産師の皆さんに、あらためて感謝申し上げます。