2017/04/04

JCVスタッフ高橋昌裕 インタビュー

JCVではどんな仕事をしていますか?
ドナーケアグループとして、支援者(ドナー)とのコミュニケーション全般を担っています。支援者の方々との会話やメール等でのやり取りの中にある客観的で忌憚のないご意見には、活動を改善するためのヒントや新しい支援方法につながる情報が多く隠れています。そのヒントや情報を得る機会を増やすべく、電話やメールでのご相談やご依頼に対しては丁寧に対応し、また、時間をつくって支援者の方々を訪問して、できるだけ多くの皆さまと直接コミュニケーションを取る事を心がけています。

JCVに入った経緯は?
進路を決める際に「仕事とは何か」と自問自答する中で、仕事とは“いかに人や世の中の役に立てるかだ”、という本質に立ち返らせてくれたのが、学生時代に師事した建築家の先生でした。建築家として社会に貢献し評価されている先生の言葉は何よりも重く、強く影響を受けました。そして、専攻していた建築という枠も一度取り払い、広い視点で社会課題に向き合って辿りついた答えが「子どもたちが笑顔で暮らせる社会をつくりたい」というひとつの明確な思いでした。その後は、インターナショナル幼稚園の運営、子供のアートセラピーを目的とするNGO活動、子供向けアニメーションの配給や絵本の出版等、子どもに関わる仕事一筋に携わってきましたが、その中で最も刺激があってやりがいがあったのがNGOの活動であり、それが、今ここにいる理由です。

JCVに入って一番の思い出は?何が良かった?(困難だった?)
日本で協力してくださる多くの支援者の皆さまをはじめ、支援国で活動をサポートしてくれるUNICEFやWHO、各国保健省や現地スタッフの方々。事務所で一緒に苦楽を共に働くJCVの職員。“子どもたちの命を救いたい”“世の中を良くしたい”という同じ目的の下に活動する多くの人たちとの出会いは、ひとつひとつが良い思い出であり、感謝の言葉しかありません。そして何より、途上国の多くの子どもたちとの出会いは、この仕事における最高の喜びであり、働く上での力の源にもなっています。

これからの目標は?
JCVの目的は、この世から感染症で亡くなる子どもたちを無くすこと。簡単に達成できる目的ではありませんが、その目的に少しでも近づくためには、ご寄付はもちろん、多くの協力や共感を集め、継続してワクチンを贈り続けていくことが必要です。これまで以上に活動の輪を広げ、深めて行くためにも、子どもたちの未来と笑顔を守るために一緒に活動をしてくれる多くの支援者・協力者と“パートナー”と呼べる関係を築いていきたいと思います。

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高橋 昌裕

ドナーケアグループおよび広報・啓発・教育グループ グループ長。支援者の皆さんとのコミュニケーションを担当しています。

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会 japan Committee Vaccines for the World’s Children

私たちは、
子どもたちの未来を
守る活動を行っています。

途上国の子どもたちに
ワクチンを贈る活動にご協力ください。