2025/04/02

ミャンマー大地震で被災された皆様へのお見舞い

3月28日にミャンマー中部で発生した大地震は、今日現在、2,700人以上が亡くなられ、4,500人が負傷する大災害となりました。現地では、懸命の救助活動が続けられ、国連をはじめ各国から支援物資も届けられていますが、被害はさらに拡大しそうな情勢です。

亡くなられた方々に対しまして心より哀悼の意を表すると共に、被災された方々に謹んでお見舞いを申し上げます。

私たち、世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)にとりまして、ミャンマーは、創設者の細川佳代子がアジア各国を訪問した上で、1996年から「子どもワクチン支援」の活動を開始した最初の国であり、30年近くに渡り、日本の支援者の皆さまと共にワクチン接種活動を支えて参りました。

2021年2月の軍事クーデター以降は現政権と一定の距離を置き、UNICEFと連携して、政府のワクチン接種から取りこぼされている少数民族地域に対し、国境地帯を中心にワクチンや関連機器類を直接供与する形に変更して活動を継続しています。

JCVとしましても、今回の災害に対して、何らかの支援の行動をすべきかと思っております。ご支援いただく皆さまにおかれましても、同じ思いを抱かれていることと存じますが、現地は今なお混乱の最中にあり、JCV単体として実情を確認するのは困難で、できる支援にも限りがあります。

現下の状況でJCVがなすべきことは、現地と密に連絡をとりながら、状況に合わせて、長年継続してきた「子どもワクチン支援」活動を強化していくことが最善の道筋であり、JCVにしかできないことであると考えます。

JCVをご支援いただく皆さまにおかれましては、ご理解をいただきますと同時に、今後も「子どもワクチン支援」の活動に一層のお力添えをいただく中で、ミャンマーへの災害支援にご協力いただきますようお願い申し上げます。

一人でも多くの方が救助され、一日でも早く復興に向かう日が来ることを、皆さまと共に心よりお祈りしたいと思います。

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会
理事長 剱持 睦子

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乙津 俊輔

広報・啓発・教育グループ所属。広報啓発活動や、画像使用申請、講師派遣などを担当しています。

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