
皆さまにおかれましてはますご健勝のことと存じます。
2025年も年の瀬が迫って参りました。JCVをご支援いただく皆様には、日頃から心温まるお力添えをいただきまして、誠にありがとうございます。
本年度も、12月上旬に開催しました理事会・総会において、常時支援4カ国に対して、「1億1,774万5,176円」の拠出を決定し、UNICEFへの送金を無事に完了いたしました。現地各国の現場では、日本の皆さまの継続した温かいお志をしっかりと受け止め、一人でも多くの子ども達の命と未来を紡いでいくために、日々、奮闘してくれています。
今年は、11月16日から1週間の日程で、8名の支援者の皆様と事務局スタッフがラオスを現地視察に訪問しました。乾季にもかかわらず時ならぬ雨模様に、山岳地帯ならではのぬかるみに大苦戦。四輪駆動車でも登れず、赤土の泥が靴に堆積して歩くもままならず、最後は農耕用作業車に乗り込んでようやく子ども達の元に着到――といった一幕もありましたが、これも、支援国の実情。日々、ワクチンを現場に届けるにも、同様な苦労があることを知っていただく、またとない体験となったようでした。

各国現地スタッフのたゆまぬ努力は、着実に実を結んでいます。軍事クーデターから早、5年を迎えようとするミャンマーでは今なお、国軍と抵抗勢力の内戦が各所で続くなど、まだまだ困難はありますが、私達、JCVとしましては、少しでも確実に、ワクチンを必要とする子ども達の元へお届けできるよう、なお工夫と努力を重ねて参ります。
2025年の締めに際しまして、30年を超えて支えていただきました皆さまには、改めまして心より御礼を申し上げますと同時に、引き続き、ご助力をお願い申し上げます。
JCVは、本日で仕事納めとさせていただきます。新年は1月5日からスタートいたします。今年の年末年始は、例年より幾分、寒さも揺らぐようですが、くれぐれもご自愛ください。
本年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。
令和7年 12月26日
認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会
常務理事 事務局長 奥寺 憲穂
JCVでは、子どもワクチン支援のため、ハガキや切手を回収しています。もう使わなくなったハガキや切手のほか、書き損じやプリントミスしてしまったハガキ、消印が残るように切り取られた使用済み切手などでもご協力いただけます。
例えば、85円ハガキ10枚で約30人の子ども達にポリオワクチンを届けられます。皆さま、いらないハガキや切手が見つかった時は、ぜひ、JCVにご郵送ください。
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