
みなさんが、学校やお家で集めているペットボトルキャップ。そのキャップが、世界の子どもたちを病気から守るワクチン支援につながっています。
では、ワクチンを支援している国は、どんなところか知っていますか?子どもたちはどんな家に住み、何を食べ、どんな学校に通っているのでしょうか。
今回は、JCVがワクチン支援を行っている国のひとつ、南太平洋にある島国「バヌアツ」の子どもたちの暮らしを紹介します。
記事を読んだら、ワークシートを使って、ほかの国についても自分で調べてみましょう。夏休みの自由研究にもおすすめです!
① 家・生活: 森にある材料を使って自分たちで家をつくる
バヌアツの子どもたちは、私たちとは少し違った暮らしをしています。
多くの村では、森へ行って自分たちで集めたバナナの枝や葉を材料にして、家を手作りしています。バヌアツは、日本と同じで台風(サイクロン)や地震が多い国。もし壊れてしまっても、大きなケガをしにくく、自分たちで簡単に建て直せるという理由から、このようなお家を作るようになったそうです。
台風や地震に耐えられるお家を作ろうという日本とは正反対の考え方をしているのが特徴ですね。

② 食事・料理: 村の畑で食べ物を育てる
私たちは色々なものを、いつでも気軽にお店で買って食べています。では、バヌアツではどんな食べ物が育てられ、どんな料理を食べているのでしょう?
大きな町に暮らしている人を除くと、多くの人が、村の畑でキャッサバという芋を育てたり、木になっているマンゴーやバナナ、ココナッツを収穫して食べます。村のみんなで協力しながら、身近な自然を活かした自給自足の生活をしています。代表的な料理のひとつが、キャッサバ芋をすりつぶしたものを島キャベツの葉で巻き、ココナッツミルクで煮たシンボーロです。これに、コンビーフなどのお肉やネギをトッピングしたラップラップもよく食べられていますが、作るのにとても時間が掛かります。
スーパーやコンビニで、必要なものを簡単に買うことができる日本の生活と比べると、大きな違いがありますね。

③ 学校・教育: 学校に通うことが当たり前ではない?
日本では、多くの子どもたちが毎日学校へ通い、教科書やノート、筆記用具を使って勉強しています。しかも、公立の小学校・中学校なら授業料はタダで、誰でも学校に通うことができます。
一方、バヌアツでは授業を受けるために、小学校でもお金が必要になります。そのため、学校に通える子どもと、そうではない子どもがいます。また、勉強に必要な筆記用具なども十分にそろっていないことがあります。
「学校へ行って勉強する」という私たちにとって当たり前な毎日も、世界のどこでも同じとは限らないのです。

④ 病気・医療: 病気になっても、すぐに診療所へ行けない
暮らしの違いは、病気になったときにもあります。皆さんは、病気になったら近くの病院に連れて行ってもらって、お医者さんにすぐに診てもらうことができますよね。
しかし、バヌアツでは多くの村が診療所から遠い場所にあり、お医者さんは大きな島にしかいません。電気が通っていない島も多いため、診療所に十分な医療設備が整っていないこともあります。そんな環境では、病気になってしまったら、ボートで海を渡って、離れた島の診療所に行かなければならない場合も珍しくありません。
病気になってもすぐに治療を受けられない場所だからこそ、病気にかからないようにすることがとても大切で、子どもたちを感染症から守る「ワクチン」が大きな役割を持っています。
みなさんが取り組んでいるペットボトルキャップ回収も、こうした子どもたちへワクチンを届ける支援につながっています。

JCVでは、バヌアツのほかにミャンマー、ラオス、ブータンでも、子どもワクチン支援を行っています。バヌアツについて知ると、ほかの国の子どもたちの暮らしも気になりますよね?
ここからは、みなさんが調査員です!
JCVのホームページにある「JCV Journal」やYouTube、InstagramにあるJCVの動画・投稿などをヒントに、それぞれの国の「家・生活」「食事・料理」「学校・教育」「病気・医療」について調べて、ワークシートに書き込んでみましょう。
「日本と同じところはあるかな?」「自分の生活と一番違うところはどこだろう?」と比べながら調べるのがポイントです。写真や動画にも注目すると、文章だけでは分からない発見があるかもしれません。

ペットボトルキャップを集めることは、世界の子どもたちを支えるために、みなさんにもできる身近なアクションです。
でも、キャップを集めるだけで終わりではありません。
「自分が集めたキャップは、どんな国の、どんな暮らしをしている子どもたちの支援につながっているんだろう?」そんな疑問を持って調べてみることも、世界の子どもたちとのつながりをもつ、大切な一歩になります。
今回、配布したワークシートの最後には、「途上国のお友だちを助けるために、ペットボトルキャップ回収以外に自分には何ができるだろう?」という問題を用意しました。JCVのHPやSNSにも色々なヒントがありますので、自分でもできる支援方法について調べて、考えを書いてみましょう。
もしよかったら、完成したワークシートをJCVに送って、みなさんが調べて気づいたこと、考えたことをぜひ教えてくださいね。
送り先:otsu@jcv-jp.org
この夏、ペットボトルキャップ回収をきっかけに、海の向こうで暮らす同じ世代のお友だちについて知ることで、もっとつながりを深めてみませんか?
