2024/09/05

ガザ地区で25年ぶりにポリオが発生。
WHOが緊急接種を開始。

イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナのガザ地区でポリオ(小児まひ)の発症者が25年ぶりに確認されました。
現地では、9/1(日)から世界保健機関(WHO)による感染拡大防止に向けた緊急のワクチン接種が始まっています。

接種の対象となるのは、10歳未満の約64万人の子ども達です。
WHOを含めた国連関連機関によると、地区内を北部、中部、南部に分け、移動しながら接種を行うということです。
初日には、約7万2,600人の子ども達が接種を終えたと発表されています。
また、約4週間後には、2回目の接種の実施も予定されています。

WHOを含めた国連関連機関は9割以上の接種実現を目指していますが、イスラエル首相府からは、接種を促進するために1日数時間の人道回廊を設置だけであるとの声明が出されており、2回のワクチン接種を実施できるかは不透明な状況です。

ポリオは強い感染力があるため、ワクチン接種の実施により流行を止めることができなければ、周辺諸国へと感染が広がる恐れもあります。
現時点でWHO・UNICEFから支援の要請などはありませんが、JCVとしても状況を注視しています。

私たちと途上国の子ども達にワクチンを贈りませんか?
募金、遺贈、募金箱の設置、ペットボトルキャップ回収などによる支援はこちら
企業・団体の皆さまとのタイアップ協力に関するお問い合わせはこちら

9/5(木)から!「#ハートアクションキャンペーン」開催!
ハートの写真や動画をSNSに投稿してワクチン支援。現在、ご協賛企業・団体を募集中。
キャンペーン特設ページはこちら
ご協賛に関する詳細はこちら

この記事のタグ

この記事を書いたひと

アバター画像

乙津 俊輔

広報・啓発・教育グループ所属。広報啓発活動や、画像使用申請、講師派遣などを担当しています。

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会 japan Committee Vaccines for the World’s Children

私たちは、
子どもたちの未来を
守る活動を行っています。

途上国の子どもたちに
ワクチンを贈る活動にご協力ください。