いつも子どもワクチン支援に、あたたかいご理解とご協力をありがとうございます。
皆さまのおかげで、2023年も総額1億1,662万5,340円分のワクチンおよび関連機器等を、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの子どもたちに贈ることができました。皆さまのあたたかいご支援に、心より感謝を申し上げます。
2023年支援総額:1億1,662万5,340円分
ミャンマー定期予防接種支援
●ワクチン
ワクチン、注射器等の購入
※不活化ポリオやBCG(結核)ワクチン約1,000人分を予定。現地でワクチンを調達するため、種類や接種可能な人数などの詳細はUNICEF事務所により後日決定
●コールドチェーンなど
少数民族の保健機関育成・接種実施費用、看護師やボランティアへワクチンやコミュニティへの働きかけのトレーニング費用、技術アシスタンス費用
ラオス定期予防接種支援
●ワクチン
経口ポリオワクチン34万人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン45万人分、B型肝炎ワクチン15万4,000人分
●コールドチェーンなど
注射器
ブータン定期予防接種支援
●ワクチン
経口ポリオワクチン3万人分、BCG(結核)ワクチン1万6,000人分、MMR(はしか/おたふく風邪/風疹)ワクチン2万人分、DPT(ジフテリア/百日咳/破傷風)ワクチン8,000人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン3万5,000人分、B型肝炎ワクチン8,000人分
●コールドチェーンなど
注射器、温度計、コールドチェーンメンテナンス訓練費用、プログラム管理費用、ワクチン・接種機器の運搬費用、未接種児の調査・接種キャンペーン費用
バヌアツ定期予防接種支援
●ワクチン
五価(ジフテリア/百日咳/破傷風/B型肝炎/髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン3万8,000人分、MMR(はしか/おたふく風邪/風疹)ワクチン2万3,500人分
●コールドチェーンなど
ソーラー保冷庫、コールドチェーン機器の設置及びメンテナンス費用、ワクチン・接種機器の運搬費用、ワクチン管理ツールの制作費用
支援金額の内訳は以下の通りです。
ミャンマー:2,657万7,000円
ラオス:3,617万4,398円
ブータン:2,803万5,192円分
バヌアツ:2,583万8,750円分
また、最新の現地情報をお伝えいたします。
ミャンマー
2021年2月のクーデター以降、市民生活の混乱が続き、5歳未満の子どもの5人に1人がワクチンを受けられていないと推測されています。今年も暫定政府からのワクチン供給が停止している少数民族地域の子どもたち約1,000人へ不活化ポリオやBCG(結核)等のワクチンを贈り、同時に地域のワクチン接種体制の構築を支援します。
ラオス
昨年3月に視察で訪問した南部のアッタプー県の診療所や接種会場では、医療スタッフとともに働く多くのボランティアスタッフが、「自分が学んだ知識と技術で子どもたちを守るためにボランティアを続けている」と活動への想いを教えてくれました。アッタプー県のワクチン接種率98%は現地の懸命な努力に支えられています。
ブータン
今年、日本に先駆けて「風疹排除」を達成したブータンのワクチン接種率は、97%前後を保っています。昨年6月の視察で出会った東部のモンガル県の病院スタッフは、車で2時間と歩いて8時間をかけて山の上の集落に暮らす子どもたちへも出張ワクチン接種を行なっており、ワクチンで子どもたちの命を守る仕事に誇りを持って取り組んでいます。
バヌアツ
83の島からなる南太平洋の小さな国では、ワクチンの運搬や保管が課題となっています。気候変動の影響で増加した、強力なサイクロンにより診療所も被害を受けていますが、医療スタッフは子どもたちが必要なワクチンを接種できるよう、時には泊まりがけで村を訪問するなど努力を重ねています。
ご支援いただいている皆さまに、あらためて感謝を申し上げます。
ワクチンで防げる感染症で、1日4,000人の子どもたちが亡くなる現状を
少しでも改善するため、私たちはこれからも活動を続けます。
引き続き、あたたかいご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。
ワクチンのプレゼントが途上国の子どもの「夢」を叶えます。
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