2015/10/07

ワクチンニュース アフガニスタン 不活化ポリオワクチンを導入

ナイジェリアがポリオ感染国リストから外れたことで、世界のポリオ感染国は今やアフガニスタンとパキスタンのみとなりました。そのアフガニスタンで、今後不活化ポリオワクチンが導入されます。同国の1歳未満の全ての子どもたちの定期ワクチン接種に不活化ポリオワクチンが加わり、ポリオ感染予防がさらに徹底されます。不活化ポリオワクチンは既にパキスタンでの導入が決まっており、このアフガニスタンの取り組みが加わることによって、ポリオ撲滅がさらに前進します。

アフガニスタンの今年のポリオ感染数は昨年と比べ減少(昨年28件→今年12件)。また、パキスタンの今年のポリオ感染数も昨年の約10分の1程度と感染が抑えられています(昨年306件→今年32件)。JCVが昨年実施したパキスタンのポリオ緊急支援も、こうした減少の一端を担っています。

皆さまからの支援も含めた世界的な取り組みが着実な成果となって現れはじめました。ポリオ撲滅まであともう少し。これからもご支援をよろしくお願いいたします。

 

参考: http://www.polioeradication.org/Dataandmonitoring/Poliothisweek.aspx  http://www.gavi.org/Library/News/Press-releases/2015/New-polio-vaccine-introduced-to-accelerate-polio-eradication-in-Afghanistan/

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高橋 昌裕

ドナーケアグループおよび広報・啓発・教育グループ グループ長。支援者の皆さんとのコミュニケーションを担当しています。

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