先月より続く大雨の影響で、ミャンマーでは洪水や地滑りが起き、死傷者を含めた大きな被害が出ています。ミャンマーへ20年以上ワクチン支援を行っているJCVは、早速UNICEF現地事務所に被害の状況を確認しました。今のところ、コールドチェーンへの被害などは報告されていませんが、洪水による衛生環境の悪化と、それに伴う子どもたちの健康被害が心配されます。例えばポリオは、ポリオウイルスに感染している人の排泄物などに触れることで感染し、広がっていきます。また、洪水によりインフラが遮断されることで定期的なワクチン接種が妨げられるリスクも考えられます。今回の洪水被害は、まさに子どもたちの健康を脅かす大きな脅威と言えます。
現在、UNICEFのスタッフが被害地域を訪れ、被災の度合いを調査していますが、被害の実態を把握するにはまだ時間がかかりそうです。
衛生状態の悪化による感染症の流行を予防するためにも、皆さまの子どもワクチン支援は欠かせません。引き続き、あたたかいご支援のほど、よろしくお願いいたします。
子どもワクチンオンライン募金はこちら:https://www.jcv-jp.org/kifujiro/