2015/02/27

KSP活動報告Vol.45「笑顔バスの活動を地元にバトンタッチ」

2011年8月に「JCV子どもの笑顔プロジェクト(KSP)」の一環としてスタートした「笑顔バス」の活動は、地元に寄り添い継続できる活動を目指し、仙台市の「子どもの笑顔元気プロジェクト」との協働支援として開始しました。福岡県の遠賀中央幼稚園から寄贈された幼稚園の送迎バスに、被災地の子どもたちと一緒にペイントし、NPO法人日本ホスピタルクラウン協会などの協力のもと、クラウン(道化師)や大道芸人を乗せて仮設住宅や保育園、児童館などを巡り、震災により心に傷を負った子どもたちに笑顔を届けてきました。

笑顔バスでこれまで訪問した施設は約400カ所、笑顔を届けられた子どもは約25,000人、そして、これまでの走行距離は約15万km、なんと地球約4周分です。この数字は、それだけ「笑顔バス」の支援を必要としている子どもたちがいたという証でもあります。被災地には現在もまだ、支援を必要としている子どもたちが大勢おり、「笑顔バス」への問い合わせも後を絶ちません。この状況を憂慮し、JCVのKSP活動が終了する2015年1月以降、「笑顔バス」に関わるすべてを仙台の「子どもの笑顔元気プロジェクト」に引き継ぎ、活動を継続する事を決めました。

12月17日は、活動の引継ぎ式を行うため、東松島市の大曲保育園、仙台市の岩切児童館を訪ねました。大曲保育園は震災から3年を経て、11月22日に新園舎がオープンしたばかり。支援をまだ必要としている子どもたちがおり震災を風化させたくない、という思いから選んだ場所です。そして、岩切児童館は2011年8月18日、「笑顔バス」が初めて訪ねた施設。初心を忘れずに活動を継続していくため、新たな「笑顔バス」の活動の出発地として、引継ぎ式を行う場所に選びました。

この日も、子どもたちはたくさんの笑顔を見せてくれましたが、被災地の子どもたちを取り巻く環境は、いまだ多くの問題を抱えています。園の減少にともなう保育所の定員オーバー。それによる増えている先生方の負担。そして震災以降、あきらかに発達障害もしくはそれに近い子どもたちが増えていると、今回訪ねた両施設の園長先生、館長さんが話してくださいました。まだまだ被災地で必要とされている「笑顔バス」の活動。これからも応援をよろしくお願いいたします。

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高橋 昌裕

高橋 昌裕

ドナーケアグループおよび広報・啓発・教育グループ グループ長。支援者の皆さんとのコミュニケーションを担当しています。

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