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ブータンの予防接種拡大計画(EPI)を支える技術者の声

更新日:2017.03.06

予防接種拡大計画(EPI)※を支える技術者の声がブータンより届きました。
皆さまのあたたかいご支援の一部はコールドチェーン設備として、現地の子どもワクチン接種活動を支えています。
そのコールドチェーンを陰で支える技術者の声をぜひお聞きください。

※予防接種拡大計画(Expanded Program on Immunization: EPI)
1974年に、開発途上国における5歳児未満児死亡の大きな原因であったジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ、麻疹、結核の6種の疾病に対する予防接種を行うために、世界保健機関(WHO)と国連児童基金(UNICEF)などが協働して開始した事業。

「私はTshering Wangdi、26歳です。ノンフォーマル教育の教師をしている妻と二人の娘がいます。2011年から予防接種拡大計画(EPI)部門の仕事をしています。EPIの技術者として、東部ブータンの県病院と基礎保健医療施設(basic health unit: BHU)のコールドチェーン設備を維持しています。毎日、朝と晩にワクチンの温度を記録します。ワクチンの在庫状況は月次で確認し、在庫整理を行っています。この東部ブータンには、9カ所の県病院があり、モンガル県下には23の基礎保健医療施設があります。私は、これら地域で行われるすべての予防接種活動にワクチンを供給し、6つの県の保健施設を訪問してコールドチェーン設備の修繕も行っています。UNICEFのサポートにより、
私は2016年にインドでコールドチェーン修繕のトレーニングを受けることができました。このお陰で、私は自信を持ってコールドチェーン修繕にあたることができています。一方で、修繕のために必要なスペア部品が地元ではなかなか調達できない問題も抱えています。

EPIを支える技術者として働けることは大変誇らしく幸せです。なぜなら、私はブータンの子どもたちのための適切かつ迅速な予防接種サービスの提供を支えることで、微力ながら貢献することができているからです。

しかし、難しいこともたくさんあります。例えば、私は病院や基礎保健医療施設からコールドチェーンの機能不全のクレームを受けることがあります。しかし、私はコールドチェーン管理の専門的なトレーニングを受けていないので、私にできることはほとんどありません。すべてのEPIの技術者が良いサービスを提供し、予防接種プログラムを迅速に進めるためは、EPI技術者がコールドチェーン管理についてしっかりとトレーニングを受ける必要があると思っています。これからも私にできることを精一杯やっていこうと思います。」

 

 

 

 

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