2017/04/04

JCVスタッフ伊藤光子 インタビュー

JCVではどんな仕事をしていますか
2015年3月に事務局長に就任して、2年になります。いつも心がけていることは、支援者の方々への感謝の気持ちを忘れないことです。JCVが20年以上も開発途上国の子どもたちにワクチンを贈る活動を続けられているのも、約3,000人の個人の方々と約1.000の企業・団体からのご支援のおかげです。支援者の皆さまには、いただいた寄付が途上国の子どもたちの命を守り、お母さんたちから感謝されていることをきちんと報告していかなければと思っています。

 

JCVに入った経緯は?
前職の外務省で開発途上国での勤務や対開発途上国援助に関わり、途上国の将来を担う子どもたちへの支援の重要性を認識しました。また、国連の幾つかの機関を担当した中で、UNICEFを担当した際に、その気持ちを強く持つようになりました。その様な経緯もあり、退職後にご縁があって、JCVの活動に参加することとなりました。

 

JCVに入って一番の思い出は何が良かった?(困難だった?)
JCVで一番印象に残る仕事は、支援国視察です。実際にワクチン支援をしているミャンマーやラオスに行くと、いかにJCVの支援が評価され、感謝されているかが実感として判ります。最初の年は、ラオスに行きましたが、ラオス保健省保健大臣、病院関係者やお母さんたちからJCVの長年の支援に対する感謝の言葉がありました。JCVは過去10年間継続してラオスを支援しており、ラオスの子どもたちが1年間に必要なワクチンの多くを、ワクチンの種類によってはその100%を支援しているのです。

ミャンマーには、ちょうどJCVワクチン支援が20周年にあたる2016年に行きました。JCVが支援を始めた1996年のミャンマーは、軍事政権下で先進諸国からの支援は経済制裁のために制限されていました。その中で、民間支援のJCVがワクチン支援を始めたのです。「本当に支援が必要な時にJCVから支援をいただいた」と、ソー公衆保健衛生局長が懐かしそうに振り返りました。彼は20年前に保健省担当官として細川佳代子JCV代表(当時)の視察を受入れ、その後20年その支援を見続けて、年末に退職をするとのことでした。この他に、視察の楽しみは、奥地の山中の村まで道なき道をやっとたどり着いて、ワクチン接種の様子を視察し、元気な子どもたちの笑顔を見ることが出来ることです。この子たちは、JCVが贈ったワクチンのおかげで、今、ここで元気に飛び跳ねているのかも知れないと思うことはなんとも楽しいことです。

 

これからの目標は
JCVの活動につき、より多くの方々に知っていただき、参加していただきたいと思います。そのためには、JCVとしても広報活動を強化し、色々と努力をしなければならないと思います。残念ながら、2011年の東日本大震災をきっかけにJCVへの寄付額が激減し、その後それが2010年のレベルに戻って来ていません。これに伴い、JCVのワクチン支援額も減少しています。現在、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国を毎年継続して支援していますが、各国に対する支援額も減額せざるを得ません。未だ、ワクチンがないために命を落とす子どもたちが世界中で1日4,000人もいます。皆さまからのご支援をいただき、ワクチンを必要としている子どもたちに、より多くのワクチンを贈っていきたいと思っています。

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この記事を書いたひと

伊藤 光子

伊藤 光子

JCV事務局長。外交から子どもワクチン支援にフィールドを移し、子どもたちの健やかな成長のため、途上国支援を行っています。

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会 japan Committee Vaccines for the World’s Children

私たちは、
子どもたちの未来を
守る活動を行っています。

途上国の子どもたちに
ワクチンを贈る活動にご協力ください。