世界には、予防可能な感染症で命を落とす子どもたちが数多くいます。

感染症の脅威

子どもたちの命を脅かす六大感染症(ポリオ、はしか、結核、ジフテリア、百日咳、破傷風)は、定期予防接種の普及により、日本での発症例は非常に少なくなりましたが、ワクチンが調達できない開発途上国では、感染者の命を奪ったり、深刻な後遺症を残したりするなど、いまだに大きな脅威となっています。また、感染症の脅威はそれだけではなく、グローバル化が進んでいる現在、国境を越えて人の健康や生命を脅かし、ひいては社会全体に深刻な悪影響を及ぼしうるのです。

開発途上国の状況

5歳未満児死亡率(U5MR、出生1,000人あたりの死亡数であらわす)

5歳未満児死亡率

JCVの支援国の一つであるラオスの5歳未満児の死亡率は日本の20倍以上に達するなど、ワクチンの接種ができずに亡くなってしまう子どもたちが世界にはたくさんいます。ワクチン不足は多くの開発途上国においてとても深刻な問題なのです。

日本のワクチン事情

わずか50年ほど前の日本では、現在の開発途上国同様、1,000人に対して30人もの5歳未満児が亡くなっていました。特に、1959年から始まったポリオの大流行は、子どもたちにとって大変な脅威となり、ピーク時には6,000人近い患者が見られましたが、海外から緊急輸入されたワクチンによって、 その流行は短期間で終息に向かわせることができました。それからも、全国でワクチン接種を継続してきたことによって、2000年にはWHOに対してポリオの根絶を報告しています。 現在の日本の5歳未満児の死亡数は、1,000人に対して3人となり、世界で最も死亡率が低い国の一つです。

出典:厚生労働省検疫所ウェブサイト・横浜市衛生局ウェブサイト・予防衛生協会ウェブサイト・世界子供白書2012

ワクチンの価格

1人の子どもを感染症から守るためのワクチンの価格は、ポリオ約20円、はしか約95円など、わずかな金額です。

ワクチンの価格

JCVの「継続支援」

JCVは、1994年の設立から22年間、ワクチンや注射器、ワクチンを保存するために必要な関連機器などを支援先国に贈ることで、子どもたちの命を救い、多くの笑顔を生み出してきました。これまでの継続的な活動の結果、支援先国における感染症による死亡率は下がり続けていますが、世界ではいまだに1日約4,000人の子どもたちが、ワクチンが無いために命を落としています。JCVは、50年前の日本へのワクチン支援の感謝を忘れずに、これからも皆さまとともにワクチンの支援を続けてまいります。

JCVの活動について(ポリオワクチンに換算)

ミャンマーミャンマー
1996年~ これまでに4,659万人分のワクチンを提供
ラオスラオス
2007年~ これまでに775万人分のワクチンを提供
ブータンブータン
2008年~ これまでに670万人分のワクチンを提供
バヌアツバヌアツ
2010年~ これまでに588万人分のワクチンを提供

子どもたちにワクチンを贈る

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