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事務局長伊藤の視察レポート ラオス人民民主共和国

更新日:2016.05.06

2015年3月に事務局長に就任した伊藤が、就任後初めての現地視察を行いました。訪問したのは、JCVが2007年より支援を続けるラオス。外務省でUNICEFなど国連機関の業務に携わっていた経験をふまえ、ラオスの子どもワクチン支援について語ります。

ラオス視察全体の印象はどうでしたか?
今回のラオス視察の第一印象は、ラオス国内におけるJCVの認知度、プレゼンスの高さでした。私は3月の事務局長就任以来、初めての海外視察であったため、JCVがラオス国内でどれだけ知られていて、そのワクチン支援がどれだけ評価・感謝されているのかが気になるところでした。やはり、2007年から継続して支援をしていること、また、支援の状況を確認するために頻繁にラオス視察を行っていることがJCVの高い評価に繋がっているのだと思います。


ラオスの子どもたちの様子はどうでしたか?
ラオスの子どもたちは、本当に素朴で、笑顔が素晴らしく、眼が輝いていました。村の子どもたちは、恥かしがりやで、お母さんのスカートの後ろに隠れてしまう子どももいれば、興味津々に近づいて来る子どももいました。村でのワクチン接種も、泣き出す子どももいれば、大きな眼で笑っている子どももいて、この子たちの病気を予防するためにワクチン支援を続けたいと思いました。


同行した支援者の方々の反応はどうでしたか?
支援者の皆さまは、ご自分たちの寄付金が実際に村の子どもたちに届けられていることを確認し、支援国から感謝されていることを知ることで、これからも継続して支援を行いたいと言って下さいます。初めての海外旅行の方から、ラオス視察は三度目と言う支援者さままで色々でしたが、視察後は皆さまそれぞれの企業・団体でワクチン支援の意義について広めて行きたいとのことです。


【最も印象に残った、あるいは感動したエピソードはありますか?】
色々と感動したり、印象に残ったことがあります。山奥の村で我々のために歓迎会を催してくれたのですが、皆さん民族衣装の一張羅を着ていて、この日のために子どもたちも一生懸命ダンスを練習して披露してくれました。村の保健所の若い所長さんも、本当に暑い中、彼の一張羅のダークスーツをしっかりと着ていて、何だか微笑ましい気持ちになりました。

【ラオスはJCVの常時支援国の中で、最も5歳未満児死亡率が高い国です(1,000人あたり71人、日本は1,000人あたり3人)。ラオスの子どもワクチン接種が抱える問題は何でしょうか?】
山岳部が多く、子どもたちにワクチンを届けるのが大変だとのことです。車やバイクで行けるところは良いのですが、多くの場合、道がないところを徒歩で何日も掛けてワクチンを届けなければならないとのことです。また、ワクチンの必要性に対する理解が低かったり、伝統的に薬に対する懐疑心があったりして、ワクチン接種に子どもを連れてこない親も多いとのことです。我々が行った村は、モン族の地域で、ワクチンの接種率が低いとのことでしたが、我々の訪問がきっかけで近隣の遠い村々から親子が集まって来て、ワクチン接種を行うことにより、ワクチン接種の重要性を広く啓蒙することが出来たとのことで大変良かったと思います。

ラオスへの支援は来年で9年を迎えます。今後の方針は?
是非ともワクチン支援を継続したいと思います。将来、ラオスが自立して自国の国家予算の中からワクチン経費を賄えるようになるまで、JCVの支援を必要とする限りは支援は続けたいと思います。JCVの2014年のワクチン支援は、ラオス全土の子どもワクチン必要量の、例えばBCGでは25%、TD(破傷風/ジフテリア)では27%、MR(はしか/風疹)では33%、経口ポリオでは13%になり、現在、JCVの支援が必要とされていることが明らかです。

JCV支援者へのメッセージをお願いします
皆さま1人ひとりのあたたかいご寄付が、世界の子どもたちの命を守っているのです。
今後ともご支援を頂きたく、どうぞ宜しくお願い致します。

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