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ミャンマー

ミャンマー

ミャンマー

ミャンマー

JCVがミャンマーへの支援を開始したのは、1996年。当時のミャンマーは軍政国家だったため、アメリカやヨーロッパ諸国からの経済制裁を受け、また、ワクチンが必要な子どもたちへの支援の手も差し伸べられていませんでした。そこで、JCVは1996年に同国を視察し、民間の国際支援団体ならではのフットワークを活かして支援を開始。毎年、ミャンマーの子どもたちに対してワクチンや、コールドチェーンと呼ばれるワクチン運搬のためのオートバイや自転車、ワクチン保管に使用される冷蔵庫用自家発電機、予防接種の成果を評価するモニタリング費用等を支援して参りました。

ミャンマーでは、「ポリオ根絶キャンペーン」を毎年行った結果、国内では2001年より、ポリオ・フリー(ポリオ根絶)を達成することができました(出典: UNICEF Myanmar)。ところが、2006年、マンダレー管区に2例のポリオの症例が報告されたことをきっかけに、翌2007年には、15例のポリオが発生(うち12例が野生株)しました。この結果、2005年まで維持してきた「ポリオ・フリー」の状況は、解消されてしまいましたが、2007年7月から12月にかけて行われた、800万人を対象とした「ポリオ全国一斉予防接種キャンペーン」は、成功のうちに終了したとの報告を受けています。今後、特にポリオ感染の可能性の高い地域において、「地域一斉予防接種ポリオキャンペーン」を展開する予定です。

一方、私たちJCVは、長期的視野に立ち、国家の保険医療制度を確立するための地道な努力である定期予防接種事業の拡充も推進してまいります。今後もミャンマーでの継続的なワクチン支援を続け、地域や行政機関、そのほかのNGOとの連帯を図りながら、人々の健康を守る活動をしていく予定です。

ミャンマーへの支援実績(クリックして表示)

2015年地域一斉予防接種支援 約4,921万円
経口ポリオワクチン77万6,000人分
2014年定期予防接種支援 約4,767万円
経口ポリオワクチン80万9,033人分
2013年定期予防接種支援 約1億153万円
BCGワクチン55万人分・経口ポリオワクチン16万6,667人分・破傷風ワクチン9,750人分
保冷庫99台、冷凍庫40台、コールドボックス110台、他
2012年定期予防接種支援 約7,766万円
BCGワクチン98万3,000人分・経口ポリオワクチン90万7,000人分・はしかワクチン104万7,000人分・破傷風ワクチン56万1,000人分
注射器51万5,000本、保冷庫7,873個、ソーラー式冷蔵庫10台、他
2011年定期予防接種支援 約8,160万円
経口ポリオワクチン460万人分・破傷風ワクチン237万人分、他
2010年定期予防接種支援、母子破傷風キャンペーン 約9,270万円
はしかワクチン160万人分、予防接種用注射器356万本、他
破傷風ワクチン363万人分、注射器108万本、他

 

ラオス

ラオス

ラオス

ラオスは、ベトナムとタイにはさまれた東南アジア唯一の内陸国で、日本の本州程度の国土に、総人口約500万人しか住んでいません。国土の大部分が山岳地帯であり、60以上の少数民族が山間部に点在して居住しているといわれています。ラオスは歴史的に周辺や欧米の諸国に翻弄され続けてきました。また、森林以外の資源に乏しく、農業のほかに主要な産業が発展していません。発展途上国の中でも後発に分類され、アジアの中でも最貧国のひとつとされています。

2007年6月、ラオス人民民主共和国から「ワクチンが足りない」という緊急支援要請がJCVに届きました。これを受け、現場でどのような支援が必要とされているのか、支援が効率的に使われる体制が整っているのかを確かめるため、JCVスタッフが、ラオスにおけるポリオ撲滅(2000年)に大きな役割を果たした黒岩宙司医師の研究プロジェクトチームと共同視察を行いました。ラオスの予防接種プロジェクトは、2005年にJICAがワクチン供与の支援停止を決定後、深刻な財政不足に陥っており、2007年の2月から4月にかけては、定期予防接種に必要なポリオワクチン、BCGワクチンなどがまったく手に入らないという危機的な状況となりました。

JCVは、UNICEFや保健省、WHOなどと緊密なコミュニケーションをとりながら、民間の支援団体としてどのような支援ができるか協議をすすめた結果、定期予防接種事業へのワクチン支援を開始しました。開始当初の2007年、ラオスの5歳までの幼児死亡率(その国の予防接種事業やその他の公衆衛生事業がきちんとシステム化されているかを見る重要な指標)は、1000人中79人でしたが、2013年には1000人中71人に減少し、少しづつですが成果が現れています。JCVでは、中長期的視野に立ち、今後もラオスでの継続的なワクチン支援を続け、地域や行政機関、そのほかのNGOとの連帯を図りながら、活動を続けます。

ラオスへの支援実績(クリックして表示)

 2015年定期予防接種支援 約2,202万円
BCGワクチン20万人分・MR(はしか・風疹)ワクチン12万5,000人分・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン10万人分
注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
 2014年定期予防接種支援 約2,147万円
BCGワクチン20万人分・MR(はしか・風疹)ワクチン5万人分・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン5万人分・経口ポリオワクチン3万3,333人分
注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
 2013年定期予防接種支援 約2,025万円
BCGワクチン20万人分・MR(はしか・風疹)ワクチン5万人分・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン5万人分
アイスライン保冷庫10台、注射器33万5,000本、他
 2012年定期予防接種支援 約1,166万円
BCGワクチン98万3,000人分・経口ポリオワクチン90万7,000人分・はしかワクチン104万7,000人分・破傷風ワクチン56万1,000人分
注射器51万5,000本、保冷庫7,873個、ソーラー式冷蔵庫10台、他
2011年定期予防接種支援 約850万円
破傷風ワクチン17万人分・結核ワクチン17万人分、注射器40万本
2010年定期予防接種支援 約1,880万円
結核ワクチン16万人分・破傷風ワクチン50万人分、はしかワクチン29万人分
注射器33万本、他

 

ブータン

ブータン

ブータン

ブータンは、南はインド、北は中国に挟まれながらも、独自の文化を守るチベット仏教の国で、九州ほどの国土の中に、海抜90mの低地から、7,000mを越えるヒマラヤの高峰まで、変化にとんだ地形を持っています。そのため、ワクチンを国中の子どもに投与するためには、大変な努力をしなくてはなりません。

2007年、UNICEFを通じてワクチン支援要請がありました。これを受け、2008年2月の視察を実施。その際に、ブータン保健省の事務次官より「ブータンは小国で、医療従事者も少ないので、予防医療に力を入れるべきだ」という方針を聞き、また、国としてブータン保健信託基金を設立したり、予防接種記録の徹底や末端の医療従事者ビレッジ・ヘルス・ボランティアたちの頑張りなど、自立にむけた努力も認められたため、支援を決定しました。

決して人口の多くない小国でありながら(都道府県別順位で人口別41位の山梨県(約90万)の人口を上回る程度)、国民が険しい高山地の入り組んだ谷間など、あちこちに少人数のグループで住んでいるため、例えば、3人の子どものために、国際規格で決められた20人用のワクチン容器を使用しなくてはならず、生モノであるワクチンの残りは、廃棄せざる負えないという問題が付きまとっています。

また、国内に医学を教えている学校がないために、インド、スリランカ、タイなどの周辺の外国で学ばなくてはならず、医者が毎年20~30名しか増えないなど、慢性的な医療従事者不足にも悩まされています。そのため、子ども達に必要なワクチンが、必要な時に投与されないという、大きな課題が残っています。基本的なインフラが整っていないため、道がない、通電されていない、コールドチェーン施設がないなど、様々な問題がありますが、JCVは今後も、保健省、WHO、UNICEFとの連携を密にとりながら支援を続けてまいります。

ブータンへの支援実績(クリックして表示)

 2015年定期予防接種支援 約2,274万円
BCGワクチン9万2,000人分・経口ポリオワクチン2万6,500人分・MMR(おたふく風邪・はしか・風疹)ワクチン3万7,000人・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン8万2,000人分・DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン3万6,000人分・B型肝炎ワクチン2万7,000人分
アイスライン保冷庫2台、注射器
 2014年定期予防接種支援 約4,155万円
BCGワクチン27万4,000人分・経口ポリオワクチン6万500人分・MR(はしか・風疹)ワクチン9万6,000人・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン3万3,250人分・DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン8万4,000人分・B型肝炎ワクチン5万2,000人分
アイスライン保冷庫6台・電気/ケロシン併用保冷庫22台・直接運転式ソーラー保冷庫3台、他
 2013年定期予防接種支援 約1,132万円
BCGワクチン18万人分・経口ポリオワクチン3万2,250人分・MR(はしか・風疹)ワクチン5万5,500人・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン3万3,250人分・DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン6万9,000人分・B型肝炎ワクチン5万2,000人分
アイスライン保冷庫4台・ワクチンキャリアー30台、注射器22万本
 2012年定期予防接種支援 約1,075万円
BCGワクチン5,000人分・ポリオワクチン1万2,000人分・三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)4,000人分・破傷風ワクチン390人分、MRワクチン(はしか・風疹)7,000人・B型肝炎ワクチン3,000人分
注射器29万3,000本
2011年定期予防接種支援 約850万円
破傷風ワクチン17万人分・結核ワクチン17万人分
注射器40万本
2010年定期予防接種支援 約950万円
結核ワクチン20万人分・ポリオワクチン7万人分・破傷風ワクチン1万1,000人分
予防接種従事者の訓練費用、他

 

バヌアツ

バヌアツ共和国

バヌアツ共和国

バヌアツ共和国は南太平洋のニューカレドニアとフィジーの間に位置し、南北に広がる83の島からなる海洋リゾートとして、英、仏、豪、ニュージーランド、そして日本人のバカンスの目的地となっています。そのため、美しい海岸のホテルの地主等、ごく一部の富裕層が国民所得(GNI)額を引き上げ、その結果、国際支援団体が決めているワクチン支援基準(GNI1000ドル未満)を越えるという理由で、支援対象から外されていますが、実態は国民の大多数が極めて貧しい生活をしています。また、地震や津波による被害なども多い地域でもあります。

また、島から島への移動に経費がかかり、定期的な健診なども計画通りに進みません。それらの理由で、予防接種率が上がらず、感染症の蔓延が恐れられており、政府は予防接種キャンペーン等で接種率の向上を図ろうとしています。そのための資金不足を補い、また、将来自立する事を前提として期限付きのワクチン支援を求め、JCVにもUNICEFを通して支援の要請がありました。

同国の要請する支援内容は五価ワクチン(1回で、ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎の5種類の疾病に対して免疫を付与できる)の導入費用とコールドチェーン 整備の為の冷蔵庫、保冷BOX等です。単価は高い五価ワクチンですが、対象となる子どもを一ヶ所に集めて接種キャンペーンを行うのが難しく、地理的に接種率がなかなか上がらない島嶼国では、大変有効なワクチンといえます。

JCVではこれらの現状をふまえた上で2009年12月に現場を視察した結果、国側の真摯な姿勢、そして僻地の島の医療施設を守る人々の素朴で真剣な対応を確認し、2010年より支援を開始致しました。初年度の2010年は20万ドル規模で、毎年30%づつ自国負担を増やし、6年目には支援をゼロとする予定でした。しかし、バヌアツ政府はこれまで接種を行っていなかった他の在来ワクチン接種も始めることになり予算不足になることから、引き続き関係機関と連携をとり、五価ワクチン支援を続けて参ります。

バヌアツへの支援実績(クリックして表示)

 2015年定期予防接種支援 約2,476万円
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン
1万1,333人分・MR(はしか・風疹)ワクチン5万2,000人分
出張ワクチン接種、両親への啓発教育、注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
 2014年定期予防接種支援 約2,263万円
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン
1万1,254人分
出張ワクチン接種、両親への啓発教育、注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
 2013年定期予防接種支援 約1,432万円
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン
7,186人分
ソーラー保冷庫10台、注射器750本、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)490個
 2012年定期予防接種支援 約1,075万円
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン
2万7,000人分
注射器3万本、保冷箱325個、コールドチェーン施設10基、他
2011年定期予防接種支援 約1,430万円
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン
2万7,000人分
注射器3万本、ソーラー式保冷庫10個、他
2010年定期予防接種支援 約1,920万円
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチンの
導入費用、コールドチェーンの整備のための冷蔵庫、保冷BOXなど
 

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